②自閉症ゆきと、母→夜中まで帰らず・祖母→入院・叔母→緊急上京

悲しいゆきと

前回の話はこちら

①自閉症ゆきと、おばあちゃんが血を吐いちゃった日

 

兄弟ならぶ

美容院に髪を切りに行くのを見送ってくれたお婆ちゃんが、

こんなことになるなんて・・・

 

 

私と母が病院に着くと、

もう外来はやってない時だったからか、

意外だったけど、受付で「そこの血圧計で血圧測ってください」と言われる。

マジか・・・

やっと座った椅子からかなり遠いし、また血を吐くかもしれないし、

コロナもあるからか、私が対応という感じで、ちょっと出来る気がしない。

「家で測ったのを熱と血圧、電話でお伝えしてあって・・・」

と言ったけど、車いすもお使いくださいとのことで・・・

ヘルパーの資格と取った時ぶりに車いすを触りました。

なんとか、測り・・・

「家で測った時より上が100ほども低い?!」

記憶違いかもしれませんがその時衝撃でやばいかもと思って受付の方に伝えて

急いでくださいました💦

救急の処置室へ入る前に正直少し、思いました。

「もしかして、もう帰ってこないかもしれない」

母の背中をさすりました。

コロナも大変な中、処置室で検査や処置をしてくださっている間、

姉に連絡して、急遽東京へ来ると。

間に合わないかもしれないし、入院になればそれももう面会は無理なので会えないかもしれないし。

でも来ると。

父の危篤の時もあわてて来て、取り乱していた姉。

落ち着いてとなんども伝え、私も間に合うことを祈るばかりでした。

先生から呼ばれ、

貧血がひどいので入院だと。

調べないとまだ分からないが、まだ出血が続いているだろうと。

詳しく今から検査しますので、病院に居てくださいと。

病院に来てから3時間ほど経って、

とりあえず入院するってことで手続きを終える頃、

内視鏡手術をしてくださる先生が急遽来てくださることになり、1時間待つ。

到着されてすぐ説明を受け検査。

「胃からの出血をクリップでとめますが、胃の内容物が時間のわりに全然消化できてないので

処置が難航して、万が一大出血を起こして成功しない場合も考えられます。」

とおっしゃいました。

「お願いします」とだけ伝えさせて頂きました。

「処置中、苦しそうな声が聞こえると思いますが・・・」

苦しそうな音は聞こえませんでしたが、

ピーーーーーーという機械音が不安になりました。

「つたえさん!大丈夫ですか!!!」という先生の声掛けも、不安になりました。

祈るばかりでした。

無事終わりました。先生のお話を聞いているとき、姉が到着しました。

「胃潰瘍で出血してましたが、クリップで止まりました。

かなり広範囲の潰瘍があって、胃がんの可能性があります。」

10年前くらいに大腸がん、8年前に乳がん、

この2つのガンの間に、肺がんで父が余命半年と宣告を受け、亡くなりました。

色んなことを思い出しました。

母を先生にお願いし、処置室から病室へ移動するのに運ばれてきた時、

母と姉が1年ぶりに会いました。

姉はしきりに「ゆっくりしてね、ゆっくりしてね」

とだけ言っていました。

やっと、12時近くに家に帰ると、家の宅配ボックスに私の友人が

あったかいペットボトルのお茶と甘いもの、カイロを入れてくれていました(´;ω;`)

病院で6時間くらいいる間に、ラインで伝えていたので、本当にこんないい人いるんだなってびっくりします(´;ω;`)

そして、部屋に着くと次男は寝ていました。ゆきとは、眠りが浅かったのか起きました。

言わないけど、話すのは難しいけど(自閉症の息子ゆきとは言葉はほとんど喋らないタイプです)

いろんなこと察してるんだよね。

「おばあちゃん、大丈夫だよ」と伝えると

「おばあちゃんだいじょうぶだよ」と繰り返し言って、寝ていきました。

数時間前と全く違う生活がこの日から始まっていきました。

おばあ、頑張れ!!!

兄弟

#自閉症
#発達障害
#知的障害

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村


自閉症児育児ランキング